なぜ、ケイマン諸島が新興国株式で人気なのか【タックス・ヘイブン】

こんにちは、Yaji(@nisa_from_20s)です。

新興国株式の投資信託の組み入れ銘柄を呼んでいると、ケイマン諸島という国が頻繁に出てきます。

ケイマン諸島とはいわゆるタックスヘイブンと呼ばれる、税金が免除される地域です。

租税回避地であって、税金天国ではないですよ!

タックス・ヘイヴンの haven の日本語での意味は「避難所」であって、「楽園」「天国」を意味する heaven ではない

この記事を読むと、ケイマン諸島(タックスヘイブン)がなぜ企業に人気なのかが分かります。
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なぜ、ケイマン諸島が新興国株式で人気なのか

 

  • タックスヘイブンとは

そもそも、タックスヘイブンを理解する必要がありますが、

国内の産業・観光業などで稼げない国が、税金を免除することで、海外の企業や富裕層を呼び込むことで生まれる雇用を目的に行っている施策を意味します。

ですが、富裕層の資金を呼び込むため、国家主権の権利の元に、他国からの個人情報の開示を拒否しています。脱税・マネーロンダリングの資金の温床になっていると問題視する声も多くあります。

 

  • 新興国株式の投資信託で出てくる企業

投資家に人気のeMAXIS Slim新興国株式インデックスの投資策比率を見てみましょう。

組入上位10ヵ国 比率
1 ケイマン諸島 15.5%
2 韓国 11.8%
3 中国 10.6%
4 台湾 10.2%
5 インド 8.6%

 

中国が1位だと思っていましたが、ケイマン諸島が1位です。

この秘密は投資先企業を確認すると分かります。

 

  • 投資先企業
1 テンセント ケイマン諸島 メディア・娯楽 4.4%
2 アリババ ケイマン諸島 小売 4.2%
3 サムスン 韓国 テクノロジ・ハードウェア・機器 3.3%
4 台湾セミコンダクター 台湾 半導体・半導体製造装置 3.3%
5 ナスパース 南アフリカ 小売 1.8%

 

上位2社がケイマン諸島の企業です。アリババは中国企業と思っている人が多いと思いますが、

所在地はケイマン諸島です。法人税を浮かすことができますが、その他にも中国企業独自の目的があります。

中国の1部の業種では、外国資本を禁止していた過去(2015年ごろまで)があります。

上記の理由から、アリババやテンセントが起業された当時は、外国の投資家からお金を集めるには、ケイマン諸島に登記する必要があった為、中国の大企業の所在地はケイマン諸島になっていることがあるのです。

 

  • 問題も多くあり

アリババは中国全土だけでなく、世界中の中国人に物を売ってます。実質的には誰がみても中国企業ですが、登記上はケイマン諸島であり、租税を回避し、企業にとって都合の良く利用しようとしています。

ですが、法人税を支払わない、なんていう企業が次々に現れると資本主義の構造上、悪影響は間違いなくあります。

ですので、各国は対策には必死であり、日本では差額分の追加課税を課しています。

 

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ケイマン諸島は、どこにあるのか、国なのか?

ケイマン諸島は、西インド諸島を構成する諸島の1つで、イギリスの海外領土です。

海外領土ではあるものの、自治権があり、住民代表の立法議会で選挙を行っています。

  • 人口は6万人
  • 首都はジョージ・タウン(グランド・ケイマン)

 

スキューバ ダイビングや​シュノーケリングのスポットとして有名みたい!!

まとめ

新興国株式で中国企業がケイマン諸島に進出する理由は、

  • 租税回避地であるため
  • 過去、外国の投資家からお金を集めるには、タックスヘイブンに登記するのが都合が良かったため

国に税金を払わない、タックスヘイブンにある会社を、中国がいきなり中国での営業を認めない!!なんていうリスクも当然あります。

アリババほど大きくなれば、生活に必要ですので、リスクも少ないと思われますが、当然そのリスクは持っていることを忘れないようにしましょう。

参考文献
「つみたてNISAこの8本から選びなさい」
2019/4に発売した最新のつみたてNISAの情報が載っています。
基本的な考え方や、投資信託のおすすめが紹介されています。
初心者から中級者までこれ1冊で全て分かります!                                                                        
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