
こんにちは、Yaji(@nisa_from_20s)です。
eMAXIS Slim新興国株式インデックスは、リターンを大きく狙えるファンドです。
ポートフォリオに組み込むことで、投資の分散度が飛躍的に向上します。
インデックスファンドである、本商品の評価や実質コストを紹介します。
- 19/10追記 消費税10%対応済み
eMAXIS Slim新興国株式インデックスの評価
つみたてNISAを始めるにあたって、おすすめのファンドとして上がらないことは無い、eMAXIS シリーズ。
その中でも、新興国株式ファンドで一番のオススメの「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」の特徴や実質コストなどを紹介します。
- eMAXIS Slim新興国株式インデックスとは
三菱UFJ国際投信が運用する、インデックス投資ファンドです。
ファンドの目的は「新興国の株式市場の値動きに連動する投資成果をめざします。」
要約すると、新興国に分散投資するインデックスファンドです。
新興国の値動きに連動する = 新興国の経済発展の恩恵を受けるという発想のファンドです。
ちなみに、新興国株式の成長率は下記になっています。
新興国 >>先進国に大差をつけた経済成長率が予測されています。
地政学的リスクや、政治リスクが考えられるものの、魅力的な数値が並んでいますね!!
- 投資先比率
投資先比率は、このようになっています。
組入上位10ヵ国 | 比率 | |
1 | ケイマン諸島 | 15.5% |
2 | 韓国 | 11.8% |
3 | 中国 | 10.6% |
4 | 台湾 | 10.2% |
5 | インド | 8.6% |
6 | ブラジル | 7.3% |
7 | 南アフリカ | 5.5% |
8 | ロシア | 3.7% |
9 | 香港 | 3.2% |
10 | タイ | 2.8% |
ケイマン諸島?と思われるかも知れませんが、実際にはアリババやテンセントなどの大企業に投資をしています。(その他、韓国:サムスン)
人口増加率は、日本とは比べ物にならないほど右肩上りの国々です。次世代のアップルやフェイスブック、アマゾンに変わる企業がこの中から出てくるかも知れません。
- 組入上位10業種
1 | 銀行 | 17.0% |
2 | 小売 | 8.1% |
3 | エネルギー | 7.6% |
4 | 素材 | 6.8% |
5 | メディア・娯楽 | 6.8% |
6 | テクノロジ・ハードウェア・機器 | 6.5% |
7 | 半導体・半導体製造装置 | 4.9% |
8 | 電気通信サービス | 4.3% |
9 | 保険 | 3.8% |
10 | 食品・飲料・タバコ | 3.5% |
- 組入銘柄
1 | テンセント | ケイマン諸島 | メディア・娯楽 | 4.4% |
2 | アリババ | ケイマン諸島 | 小売 | 4.2% |
3 | サムスン | 韓国 | テクノロジ・ハードウェア・機器 | 3.3% |
4 | 台湾セミコンダクター | 台湾 | 半導体・半導体製造装置 | 3.3% |
5 | ナスパース | 南アフリカ | 小売 | 1.8% |
6 | 中国建設銀行 | 中国 | 銀行 | 1.4% |
7 | ISHARES サウジアラビア | サウジアラビア | - | 1.3% |
8 | 中国平安保険 | 中国 | 保険 | 1.2% |
9 | 中国移動通信 | 香港 | 電気通信サービス | 1.0% |
10 | リアランス・インダストリーズ | インド | エネルギー | 0.9% |
- 基本情報
純資産 | 185.41億円 |
信託報酬 | 0.2079% |
実質運用コスト | 0.379% |
楽天証券積み立て設定ランキング | 9位 |
2017.07.31に設定されたファンドですが、楽天証券積み立て設定ランキング9位で順調に純資産を増やして行っています。
新興国株ファンドの中では、最も人気があり、20年の運用中に途中で解約となってしまう繰上償還といわれるリスクは低いです。
- パフォーマンス
パフォーマンス | 騰落率 |
過去1ヶ月 | 5.3% |
過去3ヶ月 | -1.0% |
過去6ヶ月 | 8.8% |
過去1年 | 0.6% |
設定来 | -0.5% |
リターン(年率)楽天分類平均 | -1.7% |
過去6ヶ月 : 8.8%
設定来 : -0.5%
リターンの大きさはとても魅力的ですね。
これからの、新興国の経済成長によって、このレベルの利回りが続けば、先進国に投資するよりも大きなリターンとなりますね。
新興国株式の手数料比較
ファンド名 | 信託報酬 | 純資産額 | つみたてランキング |
eMAXIS Slim新興国株式インデックス | 0.2079% | 185.41億円 | 9位 |
ニッセイ新興国株式インデックスファンド | 0.2079% | 11.03 億円 | 72位 |
たわらノーロード 新興国株式 | 0.374% | 59.07 億円 | 58位 |
つみたてNISA銘柄でオススメのファンドは上記になります。
この中でも、信託報酬最安&純資産でeMAXIS Slim新興国株式インデックスが頭ひとつ抜けています。
eMAXIS Slimシリーズはこれまでの信託報酬引き下げを何度も行ってきました。
類似の投資先である場合、信託報酬の安さが利回りパフォーマンスに影響すると考えられます。
特に、つみたてNISAでは長期投資であるため20年後に如実にリターンに現れます。
eMAXIS Slim新興国株式インデックスはオススメです。
新興国株のこれからの成長を考えるとポートフォリオに組み入れるのをオススメできるファンドです。
- リターンを大きく狙う人におすすめ
20代の人など若い人でこれから、長期で資産運用する人にオススメの銘柄です。これらの人は、リスクを取ってでもリターンを狙いにいける年代です。
また、アップルなどに変わる世界的企業が出てくる可能性も大いにありえますし、人口増加が日本や米国の比ではありません。
- 注意点は1つ
新興国株式のみで、つみたてNISAの枠を使い切るのは絶対にやめましょう。
経済成長率は著しいですが、その分、政治的リスクなどが付きまといます。
米国・日本などの先進国の銘柄と合わせて比率を決めるのがセオリーです。
20代であれば 20%までで考えるのがオススメです。
まとめ
- 新興国株式は、リターンを大きく見込めるファンド
- 信託報酬は最安水準で純資産は右肩上り
- デメリットはリスクも考えられる為、先進国ファンドと組み合わせて運用する。
基本的には、世界への分散投資が必要になるので、先進国株式等と組み合わせる必要があります。
自分がとれるリスクと、必要なリターンから比率を考えましょう。