
こんにちは、Yaji(@nisa_from_20s)です。
つみたてNISAなどの長期投資では、信託報酬(ファンドの管理費用)が安いほど、お得で、優秀です。
これは、年率0.5%ほどの差でも長期投資では、リターンに雲泥の差がでるためです。
- 同じ条件で20年つみたてた場合、手数料が0.5%違うと約50万のリターンの差がでます。
同じ3万を積み立てた場合の想定でも利率から手数料の0.5%を引くと、52万円の差がでました。
投資先銘柄が同じようなインデックスファンドでは、手数料が安いほうがパフォーマンスが良くなる
確率が高くなると言えるので、ファンドの実質手数料を理解することは、とても大切です。
投資信託の実質コストとは【3つの隠れコスト】
信託投資には掛かるコストが6つありますが、1~3は目論見書を読むと載っています。
名称 | かかる時 | 内容 | 備考 | |
1 | 買付・購入時手数料 | 購入時 | 購入時に支払う手数料 | 無料のファンドも多い |
2 | 信託財産保留額 | 解約時 | 解約時に支払う手数料 | 無料のファンドも多い |
3 | 信託報酬 | 保有中 | 運用中ファンドに支払う手数料 | 安いほうが長期投資に有利 |
4 | 有価証券取引税 | 保有中 | ファンドが取引時に掛かる税金 | 隠れコスト |
5 | 売買委託手数料 | 保有中 | ファンドが取引時に掛かる手数料 | 隠れコスト |
6 | その他費用費用 | 保有中 | ファンドが海外にお金を送って取引する手数料や印刷費等 | 隠れコスト |
現在のネット証券で人気の銘柄は1,2が無料のものばかりです。地元の銀行で購入する際は、手数料狙いで1,2が高いものを紹介され、高い手数料を払うことになりますので、1.2が無料か必ず確認しましょう。
目論見書の中に、1.購入時手数料・2.信託財産保留額がありますので、確認しましょう。
- 信託報酬
信託報酬は運用してもらっているファンドに対して支払う手数料です。
信託報酬は、安ければ安いほど良いと話しましたが、目論見書に書いてあるので、確認しましょう。
資金調達方法として計画を立てるための書類で、上場により株主から資金を預かり、それに対して経営での利益や経営そのものの潤沢を目論むもので、その詳細が書かれた書類を目論見書と言います。
また、信託報酬は投資家が一番気にする手数料ですので、ネット証券であればファンドのトップページに出てきます。
楽天証券では、分かりやすく、信託報酬を記載しています。
目論見書では、このように書いてあります。
ここまでは、目論見書を読めば載っている内容です。
投資を始めたての方には、これだけが年間掛かる手数料と思われるかも知れませんが、実際には通称「隠れコスト」と呼ばれる手数料が掛かっています。
隠れコストとは
先ほどの表の4~6は、隠れコストと言って目論見書には記載されていません。
運用報告書を確認すると、隠れコストを確認することが出来ます。
さらに厳密に計算するには、期間は365日相当に換算する必要があります。
隠れコストを含めた、一番下の合計の率が実質コストと呼ばれる運用した際に実際に掛かるコストです。
いくら信託報酬が安くとも、隠れコストが高ければ実質コストが高くなってしまい、意味がありません。
まとめ
- 実質コストは計算する必要まではないが、念のため確認しておきましょう
- ネット証券で人気の物は基本的に安いですので、安心です。
- 購入・売却時の手数料は0円のファンドを選ぶべきです。
銀行等の窓口では、基本的に契約時手数料が欲しいので、購入時の手数料が設定されているものもあります。
ネット証券のほうがその点、人件費・店舗費が抑えられている分、手数料に関して有利な商品も多いです。
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