
コロナショックでの全世界的な株価暴落を受け、株式口座の開設数が歴代業界最多となりました。また、楽天証券によると前年の同期比2倍で「つみたてNISA口座開設」が行われています。
「つみたてNISA」の口座数が、2020年3月末時点で前年同期比の2倍である、51万6988口座になったことをあわせてお知らせいたします
- この記事を読めば、下記のことが分かります。
- なぜ、つみたてNISAがオススメなのか?
- 今ははじめ時なのか?
- つみたてNISAの始め方
- つみたてNISAのおススメの商品
- (おまけ) 運用シミュレーション
目次
初めての資産運用につみたて(積立)NISAがオススメな5つの理由
国(金融庁)が、国民に投資をするキッカケにしてほしくて、作った制度なので、課税されずに、税金的に大幅に優遇されているんだよ!
- 通常の株式投資だと、20%かかる税金がすべて免除
なぜ、つみたてNISAがオススメなのか?
税制面だけでなく、投資初心者にオススメできる理由が3つあります。
- サラリーマンでも始めやすい
つみたてNISAは、毎月上限が3.3万で20年の間は非課税の恩恵を受けることができる制度です。
上限が3.3万ですが、下限は100円程度から始めることができます。
月々の余裕資金で、コツコツと資産運用できるので、無理なく資産を拡大していくことができます。
- 商品が厳選されていること(国の基準を満たしているものだけ)
積立NISAで購入できるのは、投資信託のみです。
全世界の株のセットや、日本国の株などの商品ごとのコンセプトに基づいて構成されている商品のこと
投資信託も購入できるものは、無数にありますが、積立NISAで購入できるものは、わずか181のみです。
これは、国の基準を満たした商品のみが購入可能となっているからです。
- 販売手数料(買うときに掛かるお金)は0円
- 信託報酬(運用に掛かるお金)は1.5%以下
上記の基準を満たしているだけでも、優良な商品であると言えますが、おススメの商品は後程詳しく紹介します。
- ほったらかし投資ができる
一度、商品と積立額を設定すると、毎月自動的に引き落としがされます。
投資信託ですので、プロが運用してくれます。銘柄入れ替えなど、面倒なことをせずとも貴方が仕事中も寝ているときも勝手に資産運用してくれます。
株や経済の勉強に時間を割かずとも、世界中に分散投資し資産運用できる点が非常に魅力な点です。
また、株価が、来月下がる、上がるなんて言うことは世界中の誰にも分りません。
機械的に積み立てることができるので、無駄な購入や売却を防ぐことができます。
今ははじめ時なのか?
株価が暴落している現在は、非常に始めやすいと考えられます。
金融庁が紹介する、これまで20年間つみたて投資した場合のリターンです。
「20年間全世界に分散投資することで年利平均4%で運用」
長期で投資すると、今回の株価が暴落したときに多くの株数(口数)を購入することができ、その後の景気成長場面で恩恵を受けることができます。

つみたてNISAの始め方
- 証券口座はネット証券がオススメ
- 取扱数が多い
- つみたて額でポイントが溜まる
①ネット証券では、つみたてNISA商品の取扱数が豊富
多い方が良いというわけではないですが、選択肢は豊富な方が良いのは間違いありません。
金融機関名 | 取り扱いファンド数 |
楽天証券 | 156 |
SBI証券 | 160 |
マネックス証券 | 149 |
ゆうちょ銀行 | 12 |
りそな銀行 | 4 |
②つみたて額でポイントが溜まる
金融機関名 | 口座開設費 | NISA購入時ポイント | 信託保有時ポイント |
楽天証券 | 無料 | 楽天カードで1%還元 | 年率0.048+10万円ごとに4pt |
SBI証券 | 無料 | なし | 年率0.03~0.05%(銘柄による) |
マネックス証券 | 無料 | なし | なし |
楽天証券では、楽天カードの引き落としで1%の還元があります。(この時点で年利1%は確保できます)
楽天カードは、年会費無料で1%の還元を受けられるので口座開設と並行して申請しましょう。

つみたてNISAでも、ポイントが貯まりますので、投資初心者が一番最初に開設すべき証券口座です。
つみたてNISA口座でおススメなのは、ポイントがつく楽天証券です。
その他証券会社も無料で口座開設はできますが、唯一の還元が受けられる口座です。
つみたてNISAのおススメの商品
オススメの商品を2つ紹介します。
手数料が業界最安水準であること&経済成長が最も右肩上がりの米国中心に投資可能である銘柄。
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
基本情報
投資先 | 先進国の株式 |
信託報酬 | 0.10615% |
純資産額 | 843億円 |
業界最安の信託報酬です。(金融庁の基準が1.5%以下!!)
米国を中心に先進国に投資する銘柄ですので、世界の経済成長の恩恵を大いに受けることが可能です。
- 投資先比率
また、何度も運用手数料の引き下げを行っており、安心して資産を預けることができます。
信託報酬・投資先・純資産すべてでおススメできる銘柄です。
つみたてNISAを始める人はまずこの銘柄から始めてほしい1本です。
低コストを追求する、業界を牽引している銘柄です。
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
基本情報
投資先 | 全世界の株式 |
信託報酬 | 0.1144% |
純資産額 | 165億円 |
これ一本で世界中へ分散投資できます。
初心者はこれ一本で世界の経済成長の恩恵に預かれます。
- 投資先比率
投資先の比率は、このようになっています。
組入上位10ヵ国 | 比率 | |
1 | アメリカ | 53.3% |
2 | 日本 | 7% |
3 | イギリス | 4.8% |
4 | フランス | 3.2% |
5 | カナダ | 2.9% |
6 | スイス | 2.7% |
7 | ドイツ | 2.5% |
8 | オーストラリア | 2.1% |
9 | ケイマン諸島 | 1.8% |
10 | 香港 | 1.4% |
新興国・先進国問わず投資するので、運用途中でバランスを見直す必要がありません。
ここまでの分散投資にも関わらず、運用手数料が非常に低コストです。
この銘柄に投資するのであれば、手持ちの現金とこの銘柄の比率さえ押さえれば、それだけでポートフォリオの出来上がりです。
個人で世界中へ分散投資することは実質不可能ですので、非常におススメの銘柄です。
- 投資先の中心は、世界経済の中心の米国
- 手数料は業界最安水準
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つみたてNISAの運用シミュレーション
つみたてNISAを20年間運用した場合のリターンを計算してみましょう。
自分のつみたて額に応じて確認してみてください。
それでは、現実的なリターンを確認してみます。
現在の株式投資を行っている方には有名な金融学の教授の「シーゲル教授」によると、株式の200年間の平均リターンは6.7%になります。
引用:Jeremy Siegel(2014), Real Returns Favor Holding Stocks, American Association of Individual Investors
株式投資の名著ですので、これから投資を考える方は、ぜひ読んでみてください。
以下が、歴史期な平均リターンです。
- 株式(Stocks):6.7%
- 長期債券(Bonds):3.5%
- 短期債券(Bills):2.7%
- 金(Gold):0.6%
- 現金(Dollar):-1.4%
これからも同じリターンとは限りませんが、これまでの200年間のリターンがいきなりマイナスになるとも思えません。
少し控えめに年率5%のリターンとして、毎月3.3万を積み立てたとすると、元本792万円、運用益564万、最終リターン1,350万円の結果となります。
20年間銀行に貯金していても、ほとんど利息がつかないので、資産運用でのリターンが魅力的なことが分かります。
まとめ
お金を稼いで銀行に預けていても、利息はほぼ0円でしょう。
株式や債権に投資をすることで、あなたが寝ている間にもせっせと働いてくれます。
株式は世界経済の成長と共に成長を続けていきます。
これからも、米国を中心に世界人口を伸ばし&経済も伸びていくと考えています。
つみたてNISAで税制優遇を受けつつ、資産形成を始めて見ませんか?

つみたてNISAでも、ポイントが貯まりますので、投資初心者が一番最初に開設すべき証券口座です。